鍋の話
2017年 02月 11日
結婚するまでパスタくらいしか作ったことがなかった。
それでも、この買い物は失敗じゃなかったかも。
野菜の下茹で、ホットミルク、ふたり分の味噌汁・・・
とにかく小さくて便利。
ほぼ毎日何度も何度も使う。
何年か使った頃にネジが緩んだので締め直した。
重曹などで浸け置き洗いをするので、
取っ手を外す機会も多かったからかな・・・
ネジヤマがつぶれてきた。
「・・・だいぶ長いこと利用しているので
あきらめようかとも思いましたが、まだまだ全然綺麗なのです。
もしネジだけ取り寄せられるようでしたら、
購入方法を教えてください。」
「・・・本日発送いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。」
正直驚いた。
断わられる覚悟でいたからだ。
しかも、ネジだけでなく取っ手もセットで送られてきた。
決して高いお鍋ではない。
これでは割に合わないでしょ。
修理するよりも購入を勧める時代なのに。
"皆様に長く愛着をもってお使いいただけるようにすることも
国産メーカーとしての責任と考え、
アフターサービスの徹底をはかることで、
リサイクルのお手伝いをしています。"
おそらく私の残りの人生よりも長生きすると思います。
私のお祖父ちゃんは靴を作っていました。
曾お祖父ちゃんは家具を作っていました。
いいものを作ってくださる日本の職人さんが大好きです^^
お礼を込めて。
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