アルバムとrimowaと散歩
2017年 04月 21日
最初の1週間は落ち着かなかった。
職場のことが気になって仕方がない。
こういうときは、無心になって何かに没頭した方がいい。
いつかは整理しなきゃと思っていた写真アルバム。
昔ながらのフエルアルバム。
重いし、とにかく邪魔。
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時間ができたから、
大事な写真だけ残してアルバムは処分しようと思った。
あーあー。
写真を挟んでいる透明のカバーをめくろうとしたら、
写真がベテベタにひっついてしまっていた。
こりゃダメだわ。
100年アルバムとかって聞いたことあるけど、
寿命は50年ですね。
一気にスイッチが入った。
保育園時代、小学校時代、中学時代、高校時代・・・
可燃ごみの袋に詰めた。
そんなもんですね・・・思い出なんて。
残しておいていいことなんてひとつも思い浮かばないけれど、
処分したら気持ちがとにかくスッキリ。
お寺の保育園だったので、
園長先生は住職さんでした。
主人のものはさすがに他人のものなので捨てられません。
でも、大学の卒業記念とかなんかどうでもいいものがいっぱい。
処分して良さそうなものだけは、
とりあえずリビングに出しておいた。
「あぁ、それも捨てていいよ。」
主を送り出すと、2時間集中して片づけをする。
そして、終わるや否やyamatoをたたき起こして散歩へ出かける。
yamatoと歩く時間は、片づけで疲れた体をほぐしてくれた。
このルーティンいいかも♪
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正月明け、スーツケースの中のものを取り出そうとしたら、
なにやら黒い砂のようなものが出てきた。
キモチワルイ・・・涙
気持ちにゆとりがなかったので、
そのままそっと蓋を閉めた。
20年くらい前かしら・・・
海外出張のために買い換えたリモアのスーツケース。
大好きだった。
ひとりぼっちの寂しい海外出張も心強かった。
もっと丈夫だと思ったんだけどね・・・
内側の布などは両面テープで止めてあるだけ。
クッション材なのかな・・・
劣化して粉々になっていたのだ。
ベニア材とかテープとか・・・とにかくヒドイ。
ターンテーブルから出てくる私のリモア。
どんだけベコベコにされているか、それが楽しみだったり。
重量オーバーになるほど詰め込んでもへっちゃらだったんだけど、
最近は開け閉めも困難。
持ち主の私しか開けられないだろう・・・
ある意味、鍵は要らないかも^^;
年齢的にもふたりでひとつあれば充分な気がする。
私のリモアはこのまま粗大ごみで捨てちゃおうかと思ったが、
丁寧に掃除して、とりあえずテープで止めた。
何か、モノ入れにでもするか・・・
こうして見比べると、さすがはサムソナイト。
丈夫で機能的、そして何よりもシンプル。
引き続き10年くらい使っても劣化しそうな部品はない。
"丈夫"
"機能的"
"シンプル"
まるでうちの主のようだ。
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スーツケースの中に放り込んであった要らないもの達は
きれいさっぱり捨てた。
スーツケースを空っぽにして、yamatoの散歩へ出かけた。
昼時だったせいか、歩道には人が歩いていない。
あぁ気持ちいいな。
ふと見ると、前にカップルが歩いていた。
仲の良さそうな夫婦にみえたが、微妙な距離感がある。
くっつくのが恥ずかしいお年頃なんだろうか。
さぁ、次はどこを片づけようかな♪
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