"50歳からのおしゃれ暮らし"
2016年 07月 12日
ここまで減らすまで、何年かかったかな。
捨てるのは簡単だけど、決心するのには時間がかかる。
あっ、いいわ・・・これあげる。」
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母が他界する少し前に祖母が他界した。
祖母は痴呆症になって少し時間があったので、
母は心の準備ができていたみたい。
祖母のタンスから"これだけは"というものだけを持ち帰ってきた。
その中にもお数珠があった。
おそらく祖々母が使っていたもの。
母はおばあちゃんっこだったらしいから。
母は60歳を過ぎて新しいお数珠を揃えた。
私の想像では、自分の母親の葬儀で使ったくらいなんじゃないかな・・・
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私の引き出しには2本のお数珠がある。
房の部分が日焼けしてボロボロだけど、
私もみんなが使い続けた方がいいな^^
+++++++++ 50歳からのおしゃれ暮らし +++++++++
中山 庸子著
海竜社
中山/庸子
エッセイスト・イラストレーター。1953年、群馬県生まれ。
女子美術大学、セツ・モードセミナーを卒業。群馬県立の女子高校の美術教師を勤めた後、37歳で退職。
退職後、自らの夢をかなえてきた経験を綴った『夢ノート』シリーズを出版し、多くの女性から圧倒的な支持を得る。
毎日の暮らしを愉しみながら、前向きに人生を充実させていくヒントを提案し続けている・・・
amazon著者略歴より抜粋
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時計は母が20歳のお祝いに買ってもらったもの。
真珠の指輪は祖々母が使っていたもの。
オパールの指輪は、子どもの頃に母からもらった。
というより、母の宝石箱を勝手に開けて遊ぶので
母がひとつだけあげると言ってくれたもの。
私の誕生石オパール。
持ってるといいことあるかな・・・
母が大切にしてきた宝石たちは、
だいぶ前にすべて処分した。
モノはいらない。
亡き母たちの思い出だけあればそれでいい。
もしもの時も片手で持って逃げられる。
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