"桜の思い出"

母は犬が大好きだった。



しかし、生後2ヶ月あまりの犬が家へやって来た日。
母はしばらく犬を触ることができなかった。
毛の生えている動物は苦手だったからだ。



初めは犬に触らずに世話をし続けた。




それが私たちが成人した頃には、
まるで人生の相棒のように可愛がった。
と言ってもベタ可愛がるわけではない。
ひたすら散歩へ連れて行ったのだ。
未去勢の柴犬は、春になると年老いても引っ張った。
犬が引っ張る原因を知らない母は、
ただひたすら犬が疲れるまで歩き続けた。
愛情だけは人間の私たちに対するよりも深かったかもしれない。



「今日は疲れたのかな・・・ダイスケがよく寝てるわ。」
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天国へ行けばダイスケに会えると思って
死ぬことも怖くなかったことだろう。



母にyamatoを会わせたら、きっと喜ぶだろうな。
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桜吹雪を見ると母が逝った夜を思い出す。

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残った桜の写真を一挙に・・・
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菜の花と桜。
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お焼香の時間もそろそろ終わりかな・・・と思った時。
葬儀の担当の方に後ろから声をかけられた。


「あの・・・お寿司の方が予定通りも早くなくなりそうで・・・」


「えっ? 充分なだけ用意してあったんじゃないの?」


「皆さん、ゆっくりされているようです・・・それからビールのほうも・・・」


「失礼がないように、急いで手配してください。」


涙でいっぱいだった家族に笑顔があふれた。


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私の実家周辺は居酒屋が多い街だったが、
その日は駅へ向かう途中の店がすべて満席になったらしい。
久しぶりに同窓会ができたと喜びの声を聞いた。
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母は人を集めてわいわいするのが大好きだった。
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犬ブログ広場 柴犬

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by shiba_yama | 2016-04-10 07:19 | 3years

ビビリな柴犬yamatoと主と家政婦の日々の記録。家仕事の記録やおいしいものの記録もときどき。


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